キャンセルポリシー

当院の親知らずの抜歯は、日本口腔外科学会の専門医を招いて診療を行っており、完全予約制となっております。
もし、やむを得ない理由でご予約の変更・キャンセル等が発生する場合はお早めにお知らせください。

親知らずについて

親知らずとは

一般的に17~30歳頃に生えてくる前歯から数えて8番目の歯のことをいいます。正式には『第三大臼歯』と呼ばれており、智歯(ちし)の俗称があります。

親知らずの生えてくる年齢

一般的に10代後半~20代前半で生えてくることが多く、親が子どもの口の中をみない時期、つまり親の知らない間に生えてくる事から「親知らず」といわれるようになりました。

親知らずと歯並び

親知らずと歯並びの関係性

親知らずは永久歯列が完成した後に、萌出するため、元の歯並びを悪化させたり、親知らずの一部が異常な方向に萌出することで、噛み合わせを悪化させる可能性があります。

矯正の際の親知らず抜歯の意味(後戻り)

矯正治療終了後に親知らずが萌出し、矯正治療にて獲得した噛み合わせが変わってしまう可能性があります。

親知らずの痛みの原因について

周囲に細菌感染を来たし、歯周病、う蝕が生じる事で疼痛が出現します。

親知らずによる症状

具体的にどのような症状がありますか

  • 腫れ
  • 痛み
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 開口障害(重症化した場合)
  • 呼吸困難(重症化した場合)の症状

親知らずを抜歯する際の医院の選び方

患者さまが歯科医院を選択する基準について

口腔外科専門医が在籍、診療を行っている医療機関をおすすめいたします。医療法において標榜できる診療科に“歯科口腔外科“があります。しかし、標榜するにあたり基準等は特に明記されていない為、専門医が在籍していない場合も多々あります。

口腔外科専門医を標榜できるのは(一社)日本歯科専門医評価機構が認定する(公社)日本口腔外科学会認定口腔外科専門医のみです。学会HPにリストが公表されています(https://www.jsoms.or.jp/public/senmon/)ので、前もって御確認頂くことも医院選びの助けになるかと考えます。

親知らずの抜歯について

抜歯すべき最適な時期と抜歯のメリット

日本人の平均歯根未完成時期である18-25歳の間の抜歯をおすすめいたします。歯根が完全に完成する前の抜歯の場合、特に下顎の親知らずを抜歯する際に生じ易い害事象である”下歯槽神経”知覚異常の発現リスクを低減できる可能性があります。

親知らずを抜歯する際の流れ

  • 体調の確認
  • 部位の確認
  • 注意事項およびリスクの確認
  • 麻酔
  • 施術
  • 止血確認
  • 終了

抜歯後の注意点(腫れ、痛み止め、その他)

抜歯後の腫れについて

抜歯後の腫れ方は患者さまそれぞれで違いがありますが、腫脹(反応性炎症)は人体における大事な防衛機構である為、腫脹を過度に恐れる必要はありません。

腫れる期間についても、患者さまそれぞれで違いはありますが、概ね1週間程度腫脹が継続します。

また、抜歯後に口が開きにくい(開口障害)飲み込際に痛む(嚥下時痛)経口摂取困難時は重症の歯性感染症を来している可能性がありますので、医院にご連絡くださいませ。

親知らず抜歯でよくあるご質問

どんな時、親知らずが痛くなりますか?

智歯周囲に細菌感染をきたし、いわゆるう蝕、歯周病が増悪した場合に疼痛を来します。

親知らずはなぜきちんと生えないんですか?

日本人の顎のサイズが徐々に小型化し、智歯が萌出するスペースが低下してきているからです。

親知らずがまた生えることはありますか?

低年齢時に抜歯を施行し、その際に歯胚という組織を取り残してしまった場合、経年変化にて歯牙様硬組織が発生した例はあります。

抜かないで治す方法はありますか?

急性症状をきたしている場合、抗菌薬内服による対症療法を施行する場合があります。しかし智歯周囲炎等の歯性感染症を来している場合、患者さまの免疫力が低下した状態になると、症状の悪化(急性転化)を認めることがある為、炎症等の既往がある智歯に関しては抜歯をおすすめしいたします。

親知らずの抜歯前の注意はありますか?

抜歯術は外来局所麻酔下で行う手術です。体調管理の徹底、前後1週間以内での新型コロナウイルスワクチン接種はお控えください。

親知らずの抜歯はいくらかかりますか?

親知らずの状態にて前後しますが、投薬代等を含め保険診療で約5,000円かかる場合が一般的です。

抜けなくて途中で中止されることはありますか?

ストレス過多にて施術継続が困難であると判断される場合、手術を中止中断する可能性はあります。

親知らずが虫歯になると抜歯は難しいですか?

基本的に手術難易度は変わりません。