case 1

10歳代 女性

主訴:左上奥が欠けた。しみる

診断:左上 C2

治療方法:左上7 部分断髄法

通常、抜髄処置が必要となる可能性が高いと思われる深い虫歯が存在していた。むし歯をすべて除去するとむし歯と歯髄組織の交通が認められた。しかし歯髄反応は正常を大きく超えていなかったため、分断髄法を行い、歯髄組織の温存を行った。

治療前

治療後

case 2

20歳代 男性

主訴:冷たいものでしみる。

診断:左上6 C2

治療方法:直接覆髄法

以前にコンポジットレジンにて修復されていたが、劣化により2次むし歯となっていた。元々の治療痕が深く、むし歯も併発していたため、むし歯を除去すると歯髄組織の天井露髄を認めた。抜髄処置を回避するため直接覆髄法を行った。

治療前

治療後

case 3

60歳代 男性

主訴:右下の奥歯の歯茎が腫れる。噛むと痛い

診断:右下6 急性根尖性歯周炎

治療:感染根管処置

右下6に瘻孔を伴う根尖性歯周炎を認めたため、感染根管処置を実施。歯の割れ、亀裂認めなかったが、近心根にパーフォレーションを疑う所見を認めたため、ガッタパーチャーを除去、洗浄後にMTAセメントにて封鎖を行った。その後、瘻孔の消失を認め、経過問題ないことを確認し、補綴処置へ移行した。

補綴処置後のレントゲンでは根尖部に認めていたレントゲン不透過像は消失していた。

治療前

根管充填後

治療中

補綴処置後

case 4

50歳代 女性

主訴:左下が咬めない

診断:左下6,7 慢性根尖性歯周炎

治療:左下6,7 感染根管処置

左下6,7は他院にて治療中であったが、放置されていた。歯肉腫脹や疼痛などの症状はなかったが、左下6,7は根管内の汚染が著明で、左下6については近心舌側根に破折したファイルを認めた。ファイル除去を行い、根管充填を行い、症状問題ないことを確認し、左下8を抜歯したのち、補綴処置を行った。

治療前

治療後

case 5

60歳代 女性

主訴:右上が痛い時がある

診断:右上5慢性化根尖性歯周炎

治療:感染根管処置 + 歯根端切除術

右上が痛むときがあり、右上5に打診と頬側の瘻孔、根尖部のレントゲン不透過像を認めたため治療へ。通報通り感染根管処置を行うも感染の制御が難しく、症状改善しないため歯根端切除術を実施した。

術後に症状改善し、瘻孔も消失を認めたため補綴治療を行った。その後レントゲンを確認すると根尖部の不透過像は消失していた。

治療前

歯根端切除術後

根管治療後

補綴治療後

case 6

60歳代 女性

主訴:歯周病の治療をしたい

診断:慢性歯周炎 stage3 Grade B

  左下6根分岐部病変2度

歯周病治療目的に通院された方。通法通り歯周基本治療を行い、概ね経過良好であったが、左下6の根分岐部の骨欠損を伴う不透過像を残ったため、歯周組織再生療法を実施した。分岐部病変は頬側から2度であった。エムドゲインと骨補填材による再生療法を行い、レントゲン上での不透過像は消失し、分岐病変も改善された。

治療前

歯周組織再生療法後

歯周基本治療後

case 7

40歳代 男性

主訴:左下痛い時がある

診断:左下8骨性埋伏智歯 + 含歯性嚢胞

治療:抜歯 + 嚢胞摘出

左下8の埋伏と周囲の嚢胞性病変認めたため治療へ。術中、問題なく抜歯と嚢胞摘出を行い(処置時間は15分程度)、後日、知覚鈍麻などの偶発症もなく経過良好であった。摘出した病変は病理検査へ提出し確定診断を行った。

case 8

30歳代 女性

主訴:左下が時々腫れる

診断:左下8 水平埋伏智歯+含歯性嚢胞

治療:抜歯 + 嚢胞摘出

左下が度々腫れるため治療へ。レントゲン像では左下8の根尖付近に下顎管が近接しており、術後の左下下唇の知覚鈍麻が心配された。術中、問題なく抜歯と嚢胞摘出を行い(処置時間は20分程度)、後日、知覚鈍麻などの偶発症もなく経過良好であった。摘出した病変は病理検査へ提出し確定診断を行った。

治療前